流行のテイスト:
「セックス+α」のサービス
カップルも長くなってくると、まず身体から飽きてくるものですが、セックスにマンネリは大敵です。
マンネリを打破するには①相手をかえる ②環境をかえる のどちらかしかありません。①は手っ取り早い方法ですが、パートナーとの信頼関係を維持するためにはリスク大です。
ラブホテルは、②を目指す人たちにとって、うってつけの場所であることは間違いありません。それは、ラブホテルが「セックス+α」のサービスを提供することによって、他の施設(ネットカフェ等)との差別化を図っているからです。
この「セックス+α」の「α」の部分には、二つの方向性があります。
ひとつは、部屋の中にゲーム機や岩盤浴、テンピュ-ル枕などを取り入れ、まるで自分の家にいるかのように、徹底的にくつろいでもらおう・・という「日常感の演出」の方向。
もうひとつは、「日常からの脱却」の方向。
なぜか浴槽の水が七色に光ったり、ソフトな路線のSMグッズをそろえたり、多様なコスチュームのサービスがあったり・・・と、こちらも徹底した異化作用を狙っています。
「α」のどちらの方向性にも、日本人らしいきめ細やかなサービス精神が息づいているのには、感動です。
① を志す人にとっては、もちろん「α」=異化作用の方向が効果的といえます。
ただ、セックスの異化を目的にするならば、ラブホテルに現在いるということ自体がすでに「日常からの脱却」=異化なわけですから、テンピュ-ル枕でくつろいだとしても、そこで行なうセックスを含むすべての行為は新鮮に感じられることでしょう。
ラブホテルは人々にいかにセックス以外で楽しんでもらえるかを考えて日々努力していますが、その感動はセックス自体の満足度をもひきあげてくれているのです。